キンドリル財団は、2025年4月から2026年3月までの活動成果をまとめた「インパクトサマリー2026」を発行しました。 AIやサイバーセキュリティ分野における人材不足が世界的な課題となるなか、2026年度は、世界11カ国で12の非営利団体と連携し、AIおよびサイバーセキュリティ分野における人材育成を通じて、よりインクルーシブでレジリエントなデジタル社会の実現に取り組みました。
本レポートでは、財団が支援するプログラムを通じて46,860人が学習機会を得たほか、474,400時間以上の学習支援を提供し、529人が新たな就業機会を獲得した成果を紹介しています。また、地域での啓発活動や無償で利用可能な学習リソースの提供などを通じて、世界で353,800人を超える人々に学びの機会を提供しました。
キンドリル財団は、2023年9月に設立されたキンドリルの非営利財団であり、地域社会が直面する課題の解決に取り組む非営利団体に対して、信頼ベースの助成(Trust-Based Philanthropy)を提供しています。財団はこれまで、サイバーセキュリティ分野に加え、AI分野での人材育成支援も展開しており、女性や若者、就業機会へのアクセスに課題を抱える人々が、将来性の高いデジタル分野で活躍するためのスキル習得を後押ししています。こうした直接的な取り組みを通じて、AIおよびサイバーセキュリティ分野におけるスキルギャップの解消と、よりインクルーシブな社会の実現を目指しています。
日本では、認定特定非営利活動法人育て上げネットおよび認定特定非営利活動法人CLACKへの支援を通じて、若者のデジタル人材育成を推進しました。育て上げネットは若者無業者向けのサイバーセキュリティスキルプログラム「Youth Drive for Cybersecurity」と就業支援を実施し、CLACKは高校生を対象とした2日間のプログラム「Be Pro Cybersecurity」を東京と大阪で展開しました。両団体ともキンドリル社員によるメンタリングやキャリア支援も取り入れ、サイバーセキュリティ分野における将来の担い手育成に取り組んでいます。
今後もキンドリルは、パートナーシップ、信頼、そして継続的な取り組みこそが長期的な社会的インパクトを生み出すという信念のもと、非営利団体や地域コミュニティとのパートナーとの信頼関係と継続的な支援を礎に、誰もがデジタル社会で活躍できる機会の創出と、持続可能な地域社会の発展に貢献してまいります。