謹んで新年のお慶びを申しあげます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申しあげます。

事業開始から1年でありながら、多くのお客様が弊社のサービスへ大きな信頼をお寄せくださり、大切なシステムをお任せいただいたことに心から感謝申しあげます。昨年は分社前から変わらぬ安心・安定・安全のサービスを提供し続けることに加え、キンドリルジャパン・グループとして私たちの新しい価値を作っていくために大きな一歩を踏み出した年でもありました。お客様との共創の場であるKyndryl Vital、具現化・実装のためのアドバイザリーと導入・構築サービスであるKyndryl Consult、そしてさまざまなテクノロジーを有機的につなぎ、新しいIT運用管理を実現するデジタル統合プラットフォーム Kyndryl Bridgeを発表し、ITインフラストラクチャーにフォーカスした構想策定から実行までをご支援する取り組みに大きな投資をしております。また、苗木の植樹、マーケティング・キャンペーン、メタバースを活用した入社式など、新会社ならではの趣向を凝らした企業活動をはじめ、社会貢献や新しい働き方に取り組んでいます。

お客様がデジタル変革(DX)や顧客体験の向上(CX)を進める中、ITシステムは日進月歩するテクノロジーや次々と生まれるサービスによってますます複雑化しています。キンドリルでは、すべての根底を支えるITインフラストラクチャーの変革こそが肝要であると考え、ミッションクリティカルなシステムを長年支え続けてきたグローバルかつ豊富な知見や優れた技術力を持つ人材を多く抱え、堅牢で安心・安定・安全なシステム運用を実現します。また、アライアンスパートナーとのエコシステム形成を積極的に進め、最先端のテクノロジーやサービスを有機的につなげることで、ベスト・オブ・ブリードのサービスをお届けする態勢をより強化しています。キンドリルが掲げる「社会成長の生命線」には、社会の根幹をリードするITインフラストラクチャーの実現、という強固な思いが込められており、2023年は「社会成長の生命線」へと進化するための価値向上に取り組んでまいります。

2023年は、ビジネスの強化・拡充はもちろんのこと、日本社会が抱える社会課題の解決に向けてリーダーシップを発揮する企業となるためにさらなる向上に努めていきます。例えば、強みである人材について、資格取得支援やリスキルを強く推進し、より良い働き方を促進していきます。企業の社会的責任(CSR)については、ネットゼロ(温室効果ガス排出量実質ゼロ)達成へのアプローチや、地域やNPOなどと連携した社会貢献活動を増やしていきます。

企業が描くITインフラストラクチャーは今年まさに勝負の年であり、社会基盤を支えるデジタル基盤、つまり「社会成長の生命線」について、キンドリルはより高品質なサービスとビジネスモデルの進化を通じて追求し続けます。

本年も弊社への倍旧のご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。

令和五年 初春
キンドリルジャパン株式会社
社長 上坂貴志

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