お客様の成功を支えるキンドリルのクラウドソリューション

クラウドは現在、ビジネスの俊敏性とイノベーションを支える原動力になっています。しかし、その一方で、企業はこれまで以上に複雑化する規制対応や運用面の課題に直面しています。成功の鍵は、ハイブリッド環境、AIの統合、そして厳格なコンプライアンス要件のバランスを取る戦略にあります。多くの企業は、ビジネスを停止させることも、ミッションクリティカルなコードを書き換える必要もなく、基幹システムをクラウドへ移行する方法を模索しています。

企業がこうした課題に対応するのを支援するため、キンドリルは2024年にSkytapを買収し、これをキンドリル クラウドアップリフトとして再ブランド化しました。これにより、ミッションクリティカルなワークロードをクラウドへリフト&シフトし、モダナイズすることに向けて、より安全かつリスクの低い道筋を提供します。本Q&Aでは、お客様が今日のビジネス課題に対応しながらクラウド戦略を推進し、成長とレジリエンスを実現できるように、キンドリルがどのように支援しているのかを解説します。回答するのは、キンドリル クラウドアップリフトのゼネラルマネージャーである ブラッド・シック(Brad Schick)です。

企業はどのような課題の解決を目的としてクラウドコンピューティングを活用しているのでしょうか?

シック:企業が成長を続けるためには、業務を中断することなく、イノベーションのスピードを高め、コストを削減し、レジリエンスを強化する必要があります。多くの場合、ミッションクリティカルなワークロードは従来のインフラストラクチャーに紐づいていますが、それらのアプリケーションをクラウド向けに書き換えるのは、時間を要し、リスクも伴います。お客様が求めているのは、コンプライアンスやパフォーマンスを損なうことなく、迅速に移行を進められる手段です。

そこでキンドリル クラウドアップリフトの出番となります。キンドリル クラウドアップリフトは、システムをパブリッククラウドへ迅速かつ低リスクで移行する手段を提供して、短期的にイノベーションと柔軟性を実現すると同時に、長期的なモダナイゼーション戦略の推進力となります。お客様は従来型のデータセンターから迅速に脱却し、自社のタイミングに合わせて計画的なクラウド戦略を実装することができます。たとえばキンドリル クラウドアップリフトは、IBM Powerおよびそれに依存するx86ワークロードをリファクタリングすることなく、Microsoft Azureへリフト&シフトすることを可能にします。これにより、お客様はクラウドのスケーラビリティやレジリエンス、運用効率といったメリットをすぐに得ることができます。アプリケーションの書き換えを待つ必要はありません。ITインフラストラクチャーのさらなるモダナイゼーションはその後、自社に適したタイミングで進めることができます。 

クラウドでの成功は偶然に生まれるものではなく、設計によって実現されるものです。そこで、キンドリル クラウドアップリフトは企業に明確なロードマップを提供します。キンドリル・クラウド・レディネス・レポートによると、CEOの70%が現在のクラウド環境に「設計によってではなく、偶然に」たどり着いたと回答しています。しかし、インフラストラクチャー、ガバナンス、データの全体にわたって戦略と整合性を維持しながら、迅速な移行を実現するには、適切なアプローチが重要になります。

キンドリルはなぜSkytapを買収したのでしょうか?

シック:キンドリルがSkytapを買収したのは、ハイブリッドクラウドサービスのポートフォリオを拡充するとともにクラウドパートナーシップを強化して、ITモダナイゼーションのグローバルリーダーとしての私たちの地位をさらに堅固にするためです。キンドリルは自社の深い専門知識とスキルに、複雑なワークロードをハイパースケーラー環境へ移行するSkytapのケイパビリティを組み合わせることで、お客様に現在必要な価値を提供すると同時に、将来にわたって新たなケイパビリティからメリットが得られるよう支援します。従来型システム上で稼働する膨大なデータから価値を引き出すためにAIへの依存が高まるなか、それらのシステムをパブリッククラウドへ移行する必要性は今後ますます高まっていきます。

クラウドの成功は偶然ではなく設計に依存するものであり、キンドリル クラウドアップリフトは企業に明確なロードマップを提供します

お客様はこの買収をどのように受け止めていますか?

シック:ここ数年、私たちは保険から製造業まで、さまざまな業界の新規および既存のお客様に対して支援を提供してきました。お客様はミッションクリティカルなワークロードをそのままの形でクラウドへ移行・運用しながら、自らのタイムラインでモダナイゼーション計画を進めることができます。キンドリル クラウドアップリフトは、数年間にわたり運用基盤として利用することも(その上にAIなどのシステムを重ねるケースもあります)、クラウドネイティブアーキテクチャーへの移行に向けたステージング環境とすることも可能です。いずれの場合でも、お客様はコストもリスクも高い一括モダナイゼーションに依存することなく、テクノロジーの意思決定と投資サイクルを主体的にコントロールできます。 

今後、お客様には何を期待していただけるでしょうか?

シック:私たちはクラウドネイティブサービスとの統合をさらに深化させて、モダナイゼーションをよりシンプルにするとともに、インフラストラクチャーのケイパビリティを強化し、現在展開している世界17地域を超えて、提供範囲を拡大していきます。現在はMicrosoft Azureが主要パートナーですが、お客様にさらなる柔軟性を提供するため、他のハイパースケーラーとの連携も検討しています。また、キンドリルの各種インフラストラクチャーサービスを統一し、パブリッククラウドと従来型データセンターの双方にまたがるソリューションを提供していきます。

私たちは、クラウド主導のモダナイゼーションを、より容易に、より高度に、そしてより安全に実現することに注力しています。

お客様には、継続的なイノベーション、より多くのパートナーとの連携深化、そしてデジタル変革を加速する新たな選択肢を期待していただきたいと思います。

ブラッド・シック(Brad Schick)

キンドリル クラウドアップリフト ゼネラルマネージャー