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インクルージョン、ダイバーシティー& エクイティー(ID&E)

多様な人材とインクルーシブで公平な企業文化のために、 インクルージョン、多様性、公平性をビジネスのあらゆる場面に組み込んでいます。

キンドリルのパーパス

ミッション
私たちは人こそが価値の会社として、お客様と社会への提供価値を最大化します。
そのためにキンドリルジャパンはひとりひとりが自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていきます。
 

ビジョン
私たちは、共感し、献身的なグローバルな一個人であり、社員、お客様、地域社会のために世界をより良く、よりインクルーシブにするために努力しています。
 

キンドリルジャパンID&E重点施策
 ・感謝を伝え合う
 ・お互いを受け入れ、活発に意見が言い合えるする 
 ・前向きにチャレンジし、そのチャレンジをお互いに推奨

キンドリルジャパンの女性活躍、ワークライフ支援行動計画 ->

日本での活動

私たちにとってのID&E

執行役員 アジアパシフィックジャパントランスフォーメーション担当 兼 インクルージョン、ダイバーシティー &エクイティー担当 
松本 紗代子

私たちにとってのID&E

執行役員 アジアパシフィックジャパントランスフォーメーション担当 兼 インクルージョン、ダイバーシティー &エクイティー担当 
松本 紗代子

みなさん、こんにちは。
キンドリルジャパンにてインクルージョン・ダイバーシティー&エクイティー(以下ID&E)の推進責任者を務めます松本紗代子です。 

キンドリル設立からはや1年半。あらためて私たちが大切にしているID&Eの考え方についてより多くのみなさんに知っていただきたく、ブログを始めることにしました。不定期刊ですが、目指せ月刊!で、このイニシアチブに関わっているメンバー持ち回りで発信していく予定です。第一回目は私から、キンドリルジャパンが考えるID&Eと、その推進体制についてご説明したいと思います。 

まず、キンドリルについて簡単にご紹介します。私たちは世界中の企業・政府・公共団体の複雑かつミッションクリティカルな情報システムのインフラストラクチャーを支える企業です。 社会基盤としての情報システム・インフラストラクチャーの設計・構築・運用管理・モダナイゼーションを実施し、効率的で、信頼性の高いインフラストラクチャーサービスを提供しています。「フォーチュン500」に名前を連ねる企業の半数以上が私たちのお客様です。日本でも、金融機関をはじめ、自動車メーカーや航空会社、小売業などに信頼性の高いテクノロジーサービスを提供しています。 

キンドリルは、さまざまな企業とのエコシステムを形成し、お客さまにとってベストミックスなテクノロジー基盤を実現することを使命としています。そのためにフラットでオープンというキンドリルの価値を体現し、各アライアンスパートナーと私たちの強みを掛け合わせ、お客さまと社会への提供価値を最大化することを目指しています。 

そしてその実現に何よりも重要な「人」に最も価値を置いています。カタチのある製品を持たないキンドリルにとって、社員一人一人が発揮する力の総和が私たちの提供価値だからです。 

そのために「キンドリルジャパンは一人一人が自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていく」というID&Eのミッションを設定。「一人一人の違いを理解し合い、尊重し合い、価値を認め合い、大切にすること」を意味するインクルージョンをダイバーシティー、エクイティーの前に位置付けています。 

 

「ID&E」への取り組みについては、創立時から米ニューショークに拠点を置く本社より日本の方が一足早くスタート。現在も積極的な活動を続けています。グローバルでは「Kyndryl Inclusion Networks」(以下KINs)が発足。日本でもLGBTQ+アライ、女性、障がい者/ニューロダイバーシティのKINsとそれぞれのメンバーが、各KINのスポンサーエグゼクティブと共に日本での活動を推進しています。 

最近の成果としては、2022年11月、創業1年目にして「work with Pride」が策定した「PRIDE指標2022」においてゴールドを受賞。2023年5月には、『日経WOMAN』と「日経ウーマノミクス・プロジェクト」がまとめている「女性が活躍する会社BEST100」に初めてランクインも果たしました。このランキングの基となる「企業の女性活用度調査」に回答してもらえるよう同誌からお声がけいただいた時は、「キンドリルジャパンもようやく…!」と感極まりましたね。これらにとどまらず、他国に先駆けて、社員が業務に応じて働く場所を選択するフレキシブルワーク制度を導入し、多様な働き方も支援しています。 

キンドリルという会社自体が多くの共創パートナーとのアライアンスによって「社会成長の生命線」を担っているように、ID&Eの取り組みにおいても、会社の枠を超えたエコシステムの形成を目指しています。今年は更にこの取り組みを強化していきたいと考えています。 

キンドリルには、社会と向き合いながら、より良い未来を目指して様々な課題に挑戦を続けている仲間がいます。次号以降で詳しくご説明したいと思います。お楽しみに! 

LGBTQ+とアライコミュニティ

執行役員 製造営業本部長
LGBTQ+ エグゼクティブスポンサー
塩見 寛行

LGBTQ+とアライコミュニティ

執行役員 製造営業本部長
LGBTQ+ エグゼクティブスポンサー
塩見 寛行

みなさん、こんにちは。

キンドリルジャパンにてKyndryl Inclusion Networks」(以下KINs)のLGBTQ+&アライ コミュニティのエグゼクティブ スポンサーを務める塩見寛行です。

キンドリルジャパンの事業については、前回の松本さんのブログでも記載がありましたが、我々は企業および社会基盤としての情報システム・インフラストラクチャーの設計・構築・運用管理・モダナイゼーションを実施し、効率的で、信頼性の高いインフラストラクチャーサービスを提供しています。そのために、社員は最新の技術を学びスキルを高めるとともに、様々な企業との協業体制を敷きながら、最適なソリューションを創り出し、お客さまと社会への提供価値を最大化することを目指しています。この目標の実現には、技術を知り、見極め、使いこなしていく「人」が非常に重要となります。社員一人一人が発揮する力がキンドリルジャパンのお客さまへの提供価値に直結しているため、「キンドリルジャパンは一人一人が自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていく」というインクルージョン・ダイバーシティー&エクイティー(以下ID&E)のミッションを設定し、全社員やパートナーの方々が更に働きやすい環境にしていくべく活動をしています。

例えば、キンドリルジャパンでは、働きやすい環境づくりの活動の一環として、同性パートナーを法律婚の配偶者と同等にみなす「パートナー登録制度」を整備しています。これにより、結婚や出産などの際の特別有給休暇などの各種人事プログラムが、登録された同姓パートナーにも適用されるようになりました。また、LGBTQ+当事者のニーズに沿った、制度改革の推進をさらに目指しています。性自認・性的指向をオープンにするかしないか、制度を利用するのは任意です。

キンドリルではKINsと呼ばれる社員主導のボランティアグループを作ることを会社としてサポートしており、人種、性別、性的アイデンティティーなど、共通のアイデンティティーを中心に結成され、 メンバーが重要なトピックについて話し合い、共通の経験や視点を通じて互いに関わり、つながりやネットワークを作るための安心できる空間を提供しています。キンドリルジャパンが設立された2021年9月から約1ヶ月後には、KINsとして社員によるLGBTQ+&アライ コミュニティが発足しました。LGBTQ+&アライ コミュニティでは、LGBTQ+の当事者、もしくはアライとして、キンドリルジャパンすべての社員が最大限の能力を発揮できる安全で受容された環境を作るための活動を実施しています。

ここで、これまでのLGBTQ+&アライ コミュニティ活動の一部をご紹介します。

まず、2022年にはWork with Prideの最高ランクに当たるゴールドを受賞いたしました。Work with Prideは職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティへの取組みの評価指標として発足され、キンドリルジャパンとして、従業員の方々が自分らしく活動ができるような環境づくりに取り組んでいる結果が今回の受賞に結びついたと認識しています。

2022年、2023年に開催されたTokyo Rainbow Pride(以下、TRP)にもキンドリルジャパンとして参加し、サポートを表明させていただきました。2023年にはBronze Aスポンサーとしてイベント当日にブースを出展し、今年のTRPのテーマ「変わるまで、続ける」に則り、「自分が変わりたいこと」「社会に変わってほしいこと」をメッセージカードに記載いただき、昨年に引き続き今年も多くの方々と交流することができました。また、ブースにお立ち寄りいただいた方にはキンドリルジャパンがどのような企業であるかというご説明もさせていただき、あらためてキンドリルジャパンがどのように一般の方々に認識いただいているのかを知れる貴重な機会にもなりました。

今年6月30日にはキンドリルジャパン内でのPride Monthイベントが開催されました。

 イベントは三部制形式となり、第一部は14時から最初の1時間は外部から講師の方をお招きして同性婚、昨今話題になっているLGBT理解増進法案に関する勉強会を実施、第二部は勉強会を受けての意見交換を目的としたラウンドテーブル、第三部ではレインボーフラッグを模したキーホルダー作成と懇親会という流れで実施されました。

 第一部は外部講師として、「結婚の自由を全ての人に」訴訟東京弁護団共同代表などを務められている寺原弁護士とオランダで企業研修やパフォーマンス改善などWorkplace Inclusionに特化したビジネスを展開されている金さんの2名をお招きして、法的フレームワークや、世界で初めて同性婚を認めた国オランダなどの視点から、日本において6月23日に施行された「LGBT理解増進法案」がどういった影響をもたらすのか、どのようにこの法案と向き合うべきなのか等を丁寧にご説明いただきました。 外部講師の方々のお話を伺ってから、参加者同士で、どうすれば当事者の方々に寄り添えるのか、どのような社会に今後なっていくべきなのか、活発に意見交換がなされました。 三部制で多様な観点から同性婚に関して理解を深められるイベントを実施できたと認識しております。

キンドリルジャパンでは、今後も、社員全員が、安心してそれぞれの力を存分に発揮できる環境を作れるよう取り組んでまいります。今後、他企業様と、こういったコミュニティ活動に関する取り組みについても、意見交換させていただきながら、それぞれの活動を広げ、繋げていくことができればと考えています。

 

障害者雇用への取り組み

取締役 常務執行役員 人事担当
伊奈 恵美子

障害者雇用への取り組み

取締役 常務執行役員 人事担当
伊奈 恵美子

みなさん、こんにちは。

キンドリルジャパングループの人事担当本部長の伊奈恵美子です。

キンドリルでは、誰もが生き生きと自分らしく働き、社会の成長に貢献できる会社を目指し、様々な取り組みを進めています。今回は、キンドリルジャパンにて積極的に推進している障害者雇用についてご紹介します。

キンドリルジャパンでは、2022年12月に障がいのある社員で構成される「ビジネスサポートセンター(通称ビズサポ)」を設立しました。身体障害やニューロダイバーシティ(脳や神経に由来する特性の違い)の社員を多く採用し、十分なサポート体制を整えて業務を開始しました。

業務内容は、経理や事務処理などのバックオフィス業務から、会社の戦略に関わるビジネス文書の英日翻訳や社内ホームページの作成などであり、ビジネスの成長に貢献しています。ビズサポには、企業や官公庁で勤めてきた経験や、高いITスキルや言語能力のある社員など、多様な経験・スキルのある社員が在籍しています。そのバックグラウンドや体調を考慮して、一人ひとりの能力が最大限に発揮できるように、サポートスタッフが業務アサインを検討しています。

ビズサポでは、テクノロジーを活用してリモートワークを中心とした働き方をしています。パソコンと携帯電話を貸与し自宅またはオフィスから業務を実施、社内のチャットアプリやファイル共有システムを活用し、チーム内外でのコラボレーションを進めています。これは、一般社員と同じ働き方です。私たちキンドリルでは、デジタルワークプレイスの土台が整っていますから、ビズサポメンバーも円滑にリモートでの共同作業が実現できています。

そして、このビズサポの活躍に欠かせないのが、インクルーシブな会社文化です。ビズサポ設立時に業務を募集した際には、社内の様々な部門から一緒に仕事をしたいと手があがりました。業務の依頼や日々のコラボレーションにおいても、依頼元社員が共感(エンパシー)をもって接しています。お互いに依頼内容を確認しながら生み出されたアウトプットは非常に高品質であり、依頼元社員からの感謝が絶えません。

キンドリルでは、障がいのある社員のことを「True Ability(真の能力)」という呼び方をしています。できないことに目を向けるのではなく、真にできることに着目し、その能力を最大限に発揮できるように推進するコンセプトです。そのために、働く環境を整え業務の内容も検討します。ビズサポは、まさにこのコンセプトを実現したチームであり、更なる活躍が期待されます。

キンドリルジャパンでは、継続して障害者雇用の取り組みを強化していきます。誰もが生き生きと活躍できる会社へ、そして多くの皆さんがキンドリルジャパンで働きたいと思える会社を目指して、私たちはより一層、インクルージョン・ダイバーシティ&エクイティを推進していきます。

福祉施設と連携した社外への贈り物

CSR(社会貢献)リーダー
松山 亜紀

福祉施設と連携した社外への贈り物

CSR(社会貢献)リーダー
松山 亜紀

皆さん、こんにちは。
キンドリルCSR(社会貢献)リーダーの松山亜紀です。

キンドリルは地域社会のために世界をより良く、よりインクルーシブにし、一人一人が自分らしく働ける社会の実現に向けてインクルージョン、ダイバーシティ&エクイティ(ID&E)を推進しています。また、キンドリルでは社会貢献の注力分野の一つに「インクルーシブな社会の創造」を掲げており、社員の皆さんに加えてすべての個人とコミュニティが持続的に発展できるよう、さまざまな施策を行っています。   その一環として、お客様、パートナー様など社外への贈り物として、2023年7月より福祉施設のお菓子を販売する「sweet heart project」の商品の取り扱いを開始しました。 

全国には多くの福祉施設があり、そこでは知的・身体障害のある方が訓練や就労の一環として、お菓子作りなどに取り組んでいるケースも多くあります。しかしながら、1つ1つの施設は規模の問題もあり、なかなか幅広く商品を流通させ、収益を上げるに至っていません。sweet heart projectは、「福祉のお菓子だから買うべきもの」ではなく「美味しいからまた買いたい」と思える価値の高いものを提供するため、プラットフォームとして、全国の福祉施設と連携し、共同の仕入れ、商品開発なども含め、福祉施設の商品力、技術力を継続的に高めていく仕組みを作っています。

キンドリルジャパングループは、この、障害のある方がお菓子作りという仕事を通じて社会とつながり、誇りを感じてもらうことを目指すsweet heart projectの取り組みに共感、賛同し、社内への展開を行い、これまでに、社員によるお客様やパートナー様への手土産として、社内外イベントで、また、個人としても利用しています。

また、今回のsweet heart project商品の取り扱い開始は、アライアンスパートナーのヴイエムウェア株式会社様からのご紹介がきっかけとなりました。同社の山中直社長からも、以下のように応援メッセージをいただいています。今回の取り組みを通し、お客様やエコシステムに関わる多くの方々にもお菓子をお送りすることで感謝や共感の想いをお届けすると共に、このような活動の輪を広げ、よりインクルーシブな社会の創造に共に取り組んで行きたいと思っています。

ヴイエムウェア株式会社 山中直社長からのメッセージ
この度、我々のsweet heart project様との活動に共感頂いたキンドリル様でも同様な取り組みが始まったとのこと、大変嬉しく思います。 当社が初めてsweet heart project様に出会ったのは、2020年末の社内イベント用に購入させて頂いたことがきっかけでした。その際sweet heart project様の活動に感銘を受け、当社営業活動における手土産用ギフトとして約2年半、継続してご 支援させて頂けたことに深く感謝申し上げます。我々が常に大切にしている「日本の社会への繋がり」という観点から、sweet heart project様のギフトをこれまで 数多くのお客様・パートナー様にお贈りしてきました。今では、そのメッセージを伝える社員一人一人の言葉から、我々のアイデンティティを醸成するという大切な活動のひとつになっています。 “Force for Good”、小さな取り組みを継続しながら世の中を良い方向に向けて行く、この支援の輪が、キンドリル様をはじめとした多くの企業様に広がっていくことを願っております。
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キンドリルジャパン株式会社 代表取締役社長執行役員 上坂貴志からの応援コメントも取り上げられているヴイエムウェア様のsweet heart projectについての動画はこちらから
(本記事は2023年9月時点の情報です。)

The Kyndryl Way – カルチャーの浸透

執行役員クラウド事業本部長 兼 ストラテジックアライアンス インクルージョン、ダイバーシティー& エクイティー委員 
橋本 寛人

The Kyndryl Way – カルチャーの浸透

執行役員クラウド事業本部長 兼 ストラテジックアライアンス インクルージョン、ダイバーシティー& エクイティー委員 
橋本 寛人

みなさん、こんにちは。

キンドリルジャパンでクラウド事業本部長 兼 ストラテジックアライアンス、またインクルージョン、ダイバーシティー& エクイティーの委員を担当しています、橋本寛人です。

キンドリルは、2021年9月に事業を開始、その同年11月4日にニューヨーク証券取引所に上場し、およそ2年が経ちました。世界最大規模のスタートアップとして刺激的な日々を過ごし様々な取り組みを進めていますが、今回私からはインクルーシブカルチャーの浸透へ向けた取り組みを紹介させていただきます。

我々は会社設立に伴い、「The Kyndryl Way」という社員の考え方の根幹となるパーパスやミッション、ならびに社員の行動規範となる指針を定義いたしました。

これはグローバルで共通の指針なのですが、日本語訳の言葉選びにも一語一句徹底的にこだわりました。

我々は、このThe Kyndryl Wayの中で全社員が、Restless(常に進化する)、Empathetic(相手を尊重し共感する)、Devoted(成功のために尽力する)であり、かつ、Flat(多様な人材が個性を発揮し責任と権限を持って行動する)/Fast(あらゆる局面ですばやくシンプルな方法を見出す)/Focused(卓越したサービスの提供に注力する)に業務の遂行や意思決定をしていくという指針を掲げています。また、この中でEmpatheticやFlatなどインクルーシブであることを明記しています。

そして、このThe Kyndryl Wayを定義するにとどまらず、我々の企業カルチャーとしてきちんと浸透させていくために、2022年8月には、キンドリルジャパンの全マネージャーが参加する「マネージャーサミット」を開催しました。これはThe Kyndryl Wayの理解を深め、お互いの体験を共有し合い、他人が実施していることでよいと思ったものは各マネージャーが自部門で取り入れる気づきにつなげ、さらにはその模様を全社員にシェアするというカルチャーセッションとなりました。

このセッションの企画については有志でどのような内容がよいか、どのようにしてオンラインであっても全員参加型で実施ができるかなど、心理的安全を担保しながら各自がなんでも言い合える環境の中で議論を交わし、作り上げていきました。

また、これを一度の開催で終わらせずに今年2023年にも企画者やコンテンツを変えながら、全員参加型での開催を行い、The Kyndryl Wayという我々のカルチャーの継続した浸透に努めています。

これらにより、私自身も日々の業務の中で、常に、Restless/Empathetic/DevotedならびにFast/Flat/Focusedを意識するようになり、きちんとEmpatheticできているのか、今やっていることはFlatなのか、等を考えながらお客様、パートナー様、そして社員との業務に取り組んでいます。

企業の進化に終わりはありません。我々は、共創パートナーとして、魅力ある企業として選ばれるテクノロジー・サービス・カンパニーとなることをミッションにしています。そしてそれを体現する「人」が中心の会社として、ひとりひとりが自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていけるよう、そして多くの社員が自分をさらけ出して言いたいことが言い合える職場でありつづけられるよう取り組んでまいります。

そして企業の枠を超えて、様々なアライアンスパートナー様とインクルージョン・ダイバーシティ&エクイティーにおいてもエコシステムを築きながら、活動の輪を広げ、社会への価値提供を最大化していくことができればと考えています。

誰もが自分らしく生きられる社会へ

金融第一事業本部 第三事業部Customer Partner KINs LGBTQ+ &アライコミュニティ共同代表 
三田 彩乃

誰もが自分らしく生きられる社会へ

金融第一事業本部 第三事業部Customer Partner KINs LGBTQ+ &アライコミュニティ共同代表 
三田 彩乃

みなさん、こんにちは。

キンドリルジャパン・グループにて「Kyndryl Inclusion Networks」(以下KINs)のLGBTQ+&アライコミュニティの共同代表を務める三田彩乃です。

キンドリルジャパンでは、キンドリルが独立企業としてニューヨーク証券取引所に上場した創業時から、グローバルに先駆け、LGBTQ+のコミュニティを立ち上げました。グローバルでKINs Enterpriseが発足してからはKINsに加わり、KINs LGBTQ+ &アライコミュニティとして、「キンドリルジャパンは一人一人が自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていく」というインクルージョン・ダイバーシティー&エクイティー (以下ID&E) のミッションを推進しています。

4名で発足したコミュニティには、現在では30名の当事者やアライ(連帯者)の運営メンバーが、本業の傍らボランティアで参加しています。[MM1] 具体的な活動内容は、社内外へのコミュニケーション、キャンペーンや政府への提言のサポート、イベントの企画・実行などです。社内のアライを可視化する目的で始めた「Ally表明」は、2023年12月時点で、表明者一覧に170名以上の経営陣・社員が顔と名前を連ねています。

1年目には、社内での認知拡大とAlly表明者の増加を主な目標に、Tokyo Rainbow Prideのスポンサーシップやプライド月間の社内イベントを行い、社内SNSやメールで継続的なコミュニケーションを行いながら、同業他社との情報交換や協業ネットワークの機会を増やしてきました。6月のPride Monthや10月11日の国際カミングアウトデーには、社内メールを配信し、LGBTQ+を祝福し連帯を表明しながら、サポートする人事制度やコミュニティの認知を高めました。

2年目は、引き続きのAlly表明者の増加に加え、コミュニティの拡大・社外発信や連携の活性化を図ってきました。Covid-19流行以来はじめてのオンサイト開催となったTokyo Rainbow Pride 2023では、約30名のボランティアが活動しました。社長上坂とコミュニティメンバーとの座談会実施や、ID&E Championの松本やExecutive Sponsorの塩見を通した経営陣への啓蒙活動により、経営陣からのサポートやマネージャーへの認知拡大・参加促進を強化し、ID&Eの実現を経営戦略としても推進しました。

発足3年目となる2024年は、社外の企業やNPOなどとの協業や知見共有をさらに強化し、社会により大きなコレクティブ・インパクトをもたらしていく事を目指しています。

幸いなことに、コミュニティメンバーの主体的でアクティブな活躍のおかげで、社内外からコミュニティの活発さを評価頂くことが増えて来ました。そうした土壌を醸成するための共同代表間の共通意識として、活動を属人的にし過ぎず、メンバーが移り変わっても引き継がれていく有機的なコミュニティを形成していこう、と考えています。知見や活躍機会は積極的にシェアして、メンバーそれぞれがリーダーシップを発揮して小さな成功体験とクレジットを重ねていく。本業の状況次第でワークロードも調整できるという前提で、活動参入・休止・再参加のバリアを低める。そうしたフレキシビリティが、健全な活動拡大・維持につながっています。

また、キンドリルのパフォーマンス評価の中にはResponsibility to Othersという項目があり、コミュニティでのボランティア活動はその評価対象となります。社員が自主的に行っている社会貢献活動が、ビジネスにもポジティブな影響があるとオフィシャルに認められていることも、活動参加の後押しになっています。

その結果として、一般社団法人work with Prideが企業のLGBTQ+への取り組みを評価している「PRIDE指標」では、キンドリル創設から2年度連続で「ゴールド」認定を受賞することができました。また、パートナー企業やクライアント企業からも協業のお声がけを頂くようになり、実際にパネルディスカッションなどのイベントも行っています。

こうした取り組みを通して、LGBTQ+が「特別」なことではなく、職場や普段の生活の中で隣にいるかもしれない一個人だと知ってもらいたく、日々活動をしております。以前、キンドリルの当事者/アライのメッセージや自分がアライになろうと思ったきっかけを書いていただき、社内サイトに掲載をするという活動を行いました。そこには、誰もが自分の個性を尊重し、自分らしく生きられるよう願う多くの人たちの声がありました。このような想いが今後も受け継がれ、LGBTQ+当事者を含む全ての社員が、自分らしく活躍できることを心から願っています。

キンドリルジャパン、KINs LGBTQ+ & アライコミュニティでは、これからも全社員が一個人として尊重され、自分らしさを忘れず日々の生活ができる環境を作り、会社や社会がより良い環境に近づくことができるよう日々活動していきます。

Special Appreciation Week ー感謝を伝え合うカルチャーの浸透についてー

マーケティングキャンペーン 兼 ID&Eメンバー 

中村 祐加子

Special Appreciation Week ー感謝を伝え合うカルチャーの浸透についてー

マーケティングキャンペーン 兼 ID&Eメンバー 

中村 祐加子

みなさん、こんにちは。

キンドリルジャパンマーケティングキャンペーン、またインクルージョン、ダイバーシティー& エクイティー(ID&E)メンバーの中村祐加子です。

キンドリルジャパンではID&E重要施策である「感謝を伝え合う」をみなさんに体現していただきたく、「Appreciation Week」を通年実施しています。例えば新しい四半期の始まりや、バレンタインデイに感謝の気持ちを伝えましょうと社員の皆さんに呼びかけています。Kyndryl Recognition CenterというWebツールからeCardやPointを指定して送付することができます。Appreciationは社員の考え方の根幹となるパーパスやミッション、ならびに社員の行動規範となる指針を定義したThe Kyndryl Wayに紐づいています。Kyndryl Wayの6つの行動指針のどの指針を実践されたかをeCardを送付する際に選択します。また贈る際には相手のマネージャーを写しに入れることができますので、ご本人の活躍をマネージャーの方にもお知らせすることができます。同時に「Appreciation Week」用に特別な会議システム用の背景テンプレートもID&E委員が手作りで準備しました。「感謝」を各国の言語で記載したテンプレートです。会議の際、そのテンプレートが使われているととても温かい気持ちになります。

昨年11月にはキンドリル設立2周年を記念して、Special Appreciation Weekを1ヶ月間実施しました。全社員が閲覧、投稿することができるチャットツールを利用し、感謝を伝えたい方をメンションし、感謝の気持ちを込めたコメントを投稿することを呼びかけました。社長はじめ役員もこの企画に賛同し、当チャットへの参加の呼びかけをコメントで寄せてくれました。メンションは何名でも可能でしたので、日頃お世話になっているチームメンバーの皆さん、一緒のプロジェクトで尽力されている皆さんをメンションして投稿していただきました。メンションされた方は次の新しい投稿を利用してまた別な方に感謝を伝えるというSpecial Appreciation Week企画でした。11月の1ヶ月間は毎日このチャット上でありがとうございます!が飛び交いました。この期間に108の投稿が行われ、数えきれないくらいにリアクションがされました。全社員が参加できる素晴らしい取り組みだったと思います。

感謝の言葉はもらうだけでも嬉しいものですが、自分ではたいしたことがないと思っていたことでも人の助けになっていたのだという気づきにもつながり、結果支援の輪が広がることになっています。これらAppreciationの活動がキンドリルジャパン・グループ全体に感謝と支援の輪を広げていくことを願い、ID&Eメンバーとして活動しています。

わたしたちが働くその先を、国際女性DAYに寄せてInspireする

理事 デジタルワークプレイス担当 Womenコミュニティエグゼクティブ スポンサー
秋吉 香織

わたしたちが働くその先を、国際女性DAYに寄せてInspireする

理事 デジタルワークプレイス担当 Womenコミュニティエグゼクティブ スポンサー
秋吉 香織

みなさん、こんにちは。
キンドリルジャパンにて「Kyndryl Inclusion Networks」(以下KINs)のWomenコミュニティのエグゼクティブ スポンサーを務める秋吉香織です。

キンドリルは、設立と同時に全世界で雇用機会均等ポリシーを掲げ、機会均等を進めるとともに誰もが働きやすい会社環境の構築を促進してきました。
キンドリルジャパンでは「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律第8条」に基づき、行動計画を策定しています。その一環として、2023年8月には、女性役員候補者20名を対象とした育成プログラム「PROGRESS」を発足。参加者のキャリア開発を強力にサポートしています。2024年2月1日時点では、女性役員の割合が26.3%に達し、同年3月末までの20.0%目標を前倒しで達成しました。
また、創業2年目で、2023年版「女性が活躍する会社ベスト100」に、85位でランクインし、2024年3月には、コスモポリタンの「誰もが自分らしく働ける!ジェンダー平等を宣言している企業」としても取り上げられました。

KINs Womenでは、女性社員のキャリア相談イベントや、グローバルリーダーとのラウンドテーブルを企画し、女性社員のキャリア育成やネットワーキングを促進しています。また2023年10月のピンクリボン月間(乳がん啓発月間)には、外部から専門家や、治療経験者の方をお迎えし全社員向けにセミナーを実施しました。

2024年3月には、#女性史月間 の取り組み、キンドリルジャパンの次世代の女性リーダーたちが、キンドリルのインクルーシブな点について紹介するソーシャルキャンペーンを行いました。
3月8日の国際女性デーに当日には、 Kyndryl Japan Group International Women's Day 2024を開催しました。今年は初めての取り組みとしてパートナー企業様であり、同じ六本木ヒルズ森タワーにオフィスをもつ、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社様、ワークデイ株式会社様の社員の方々も、Kyndryl六本木新本社Vital Studioにゲストとしてお迎えし、会場・オンライン合わせ多くの方に参加いただきました。

第一部は、4月よりキンドリルジャパン社長に就任するジョナサン・イングラム、ワークデイ株式会社、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社のメンバーの皆様からのメッセージに加え、キンドリルのCore Enterprise/zCloud部門担当グローバルプラクティスリーダーであるペトラ・グードによる講演が行われました。多彩なる経験と共にどのように自身のキャリアを切り開いて来たのか、また今年のテーマである「Inspire Inclusion」を実現すべく、一人一人がさらに一歩前に踏み出すためのヒントや、また周囲の人々の背中を押すためのメッセージがありました。

第二部は、私自身がファシリテーターを務め、キンドリルの従業員エンゲージメント向上の考え方を活用した、「働くその先に Inspire体験とインクルーシブな輪を広げよう」と題したワークショップを実施。参加者はチームに分かれ、「あるべき姿と現状」「オフィスとリモート」「コラボレーションとソロ活動」をテーマにワークを進めました。初対面の参加者も多い中、活発的なディスカッションが行われ、終盤には、今後、自分自身がインクルージョンの輪を広げるための前向きなコミットメントを行いました。

第三部は、参加者同士のネットワーキングの場を設け、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社、ワークデイ株式会社の社員の方々と、また社内メンバー同士でも、積極的に情報・意見交換を行いました。

キンドリルジャパンではこれからも、一人一人が自分らしく働くことができ、組織としての力を最大限発揮できる環境を築いていきます。
また、今回の国際女性デーのイベントのように、他企業の皆さまとも連携し、インクルージョンの輪を広げて行きたいと考えています。

戦略プライオリティー

認め合うインクルーシブな企業文化

ひとりひとりの違いを理解し合い、尊重し合い、価値を認め合い、大切にすること

多様で代表性のあるチーム

性別や年齢などの目に見える違いに限らず、多様性を認め、地位や地域を超え、育成し、維持する

事業、業務におけるID&E

キンドリル事業のあらゆる側面の優先事項として組み込む

コミュニティーへの参画

どのコミュニティーにおいても公平性を促進する

キンドリル インクルージョンネットワーク

キンドリルの全社員に対し、ボランティアグループの名称を決定する機会が提供され、  キンドリル・インクルージョン・ネットワーク (KINs) という名称が選ばれました。

KINsは社員主導のボランティアグループで、人種、性別、性的アイデンティティーなど、共通のアイデンティティーを中心に結成され、 メンバーが重要なトピックについて話し合い、共通の経験や視点を通じて互いに関わり、つながりやネットワークを作るための安心できる空間を提供します。

KINsは採用、人材確保、昇進、アライシップに注力して、それぞれのコミュニティーの発展を継続させるよう、共に努めます。 すべての人が尊重され、成功するための力を与えられるような包括的な環境に寄与するため、重要な役割を担います。   

全社レベルでの KINs 第一段階には以下が含まれます:

  • アジア系アメリカ人
  • 黒人
  • ヒスパニック・ラテン系
  • LGBTQ+
  • ネイティブ/先住民/ファーストネーション
  • 障害者(PwD) /ニューロダイバーシティ(脳の多様性)
  • 人種/民族/兵役経験者 (特定の国)
  • 女性


KINsは現在、数か国で存在し、次の段階では、各国の固有の事業と社員のニーズに基づいて、追加で作成されます。すべてのレベルにおいてKINsは、インクルージョン、ダイバーシティー、エクイティーの戦略的優先事項をサポートし、多様な能力を採用、確保、維持、開発する能力を強化します。  

KINsのリーダーとメンバーは、エグゼクティブスポンサーの支援を受けながら、個人でもグループでも、自分のすべてを仕事で発揮できるような環境を共に創り、私たちの文化である キンドリルウェイ の活性化を支援します。

ID&E リーダーインタビュー
関連情報

雇用機会均等ポリシー

機会均等と包括的な職場に対するキンドリルのコミットメントは私たちの社員多様性プログラムの重要な要素です。
私たちの価値観と信念に基づき、キンドリルの従業員一人ひとりが、その違いにも「かかわらず」ではなく、違いが「あるがゆえ」に成長できる環境を創っていくことを誇りに思っています。
キンドリルは、これまで、そしてこれからも、すべての人に平等な機会を与えることを支持し、確固たる姿勢でのぞみます。
私たちは、人種、肌の色、宗教、性別、性自認または性表現、性的指向、国籍、カースト、遺伝、妊娠しているか、障がいの有無、年齢その他に関係なく、社員を雇用し、昇進させ、報酬を与えるといった活動を継続して行う方針です。
キンドリルは、障害などを持つ社員が、業務を効果的に遂行できるように働く環境を配慮します。

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ダイバーシティーとは、外見や出身地よりも深いものです。それは、キンドリルlは、あらゆる文化、背景、経験を持つ独創的な方を歓迎しています。

サステナビリティ―

私たちは、ネットゼロの達成と環境フットプリントの削減により、気候変動の影響を緩和することに重点を置いています。