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アンドラ・ペーパー

親会社から独立後の成長に備え、ミッション・クリティカルなSAPシステムを移設

1964年に設立され、インドのハイデラバードに本社を置くアンドラ・ペーパーは、国内最大級の紙・パルプの総合メーカーです。年間24万トンの製造量を誇る同社は、国内外の市場進出に向けて筆記・印刷・コピー用紙を製造しており、約2,500人の従業員を擁しています。

ビジネス課題

アンドラ・ペーパーは米国の親会社から独立するための準備として、スムーズかつ費用対効果の高い方法で、ミッションクリティカルなSAPビジネス・システムを約8,000キロメートル離れたインドに移転することを目指していました。

トランスフォーメーション

キンドリル(旧 IBM Infrastructure Services)との協業により、ビジネスへの影響を最小限に抑えつつ、「IBM® Cloud®」上のSAPソリューション向けエンタープライズ・アプリケーション・マネージド・サービスへの移行に成功しました。

結果

5人分のFTEを削減し、重要なSAPビジネス・システムを提供するためのコスト削減に貢献

月次決算を最大10%高速化し、財務状況をより正確に把握

投資ポートフォリオ全体を瞬時に把握することで、利益を追求できる環境を構築

長距離の移転作業でもビジネスへの影響は最低限に

親会社からの独立に伴いアンドラ・ペーパーは、SAPビジネス・システムを約8,000キロメートル離れたインドの新しいオペレーション・センターまで移動させる必要がありました。

アンドラ・ペーパーはキンドリルと協業して、IBM Cloud上のSAPソリューション向けエンタープライズ・アプリケーション・マネージド・サービスを採用しました。その結果、クラウド移行の際にビジネスへの影響を最小限に留められたのです。

さらに上記のサービスを基盤としてSAP S/4HANAに移行したことで、業務効率の向上を実現しました。

 

データ駆動型の運用に備える

アンドラ・ペーパーは米国の親会社から独立してインドの新しい企業グループに加わる準備を進めるにあたり、ミッション・クリティカルなSAP® ERPビジネス・システムに適したプラットフォームを探すのに時間を要していました。

キンドリルの協力を得た同社は、予定通りにインドへの移転を完了し、SAPのコアとなるソリューションをIBM Cloud上のマネージド・サービスに移行しました。同社のCIOを務めるSreenivas Pamidimukkala氏は、移行時のことをこう振り返ります。

「移転の最終段階は、奇しくも新型コロナウイルス感染症拡大の第1回目のピークと重なりました。しかし、キンドリルが準備を整えていたおかげで、プロジェクトはパンデミックの影響をほとんど被りませんでした。IT業界に身を置いて25年になりますが、キンドリルとのパートナーシップほど効果的でやりがいを感じられたものはありませんでした」

移転の完了に続いて、同社は再びキンドリルとともに、財務やガバナンス、リスク、コンプライアンス向けの最先端のソリューションを備える次世代ERP「SAP S/4HANA」への移行に着手しました。

「SAP S/4HANAと『SAP Fiori』によって、当社のマネージャーは、より迅速かつより良い情報に基づいて意思決定できるようになりました。当社の業務効率を高め、インドでの事業拡大に貢献してくれることでしょう」(Pamidimukkala氏)

 

10TB超のデータ移行が課題に

アンドラ・ペーパーは長年にわたり、米国で親会社がホストしているSAPソリューションを使用して、調達・支払い・入金・生産計画などのコア・ワークフローを含むインド全土のビジネス・プロセスを進めてきました。SAPアプリケーションは同社の業務に欠かせないものであり、インドへの移行に伴い発生するコストとリスクの管理に活用されました。

「当社の生産ラインは、24時間365日稼働しています。当社のビジネスは現金集約型で、マージンがあまり高くないため、移行中にSAPシステムがオフラインになる時間を最小限に抑えなければなりませんでした」(Pamidimukkala氏)

アンドラ・ペーパーは、10TB超のSAPデータを約8,000キロメートル以上も離れた場所へ移動させるという課題をどう解決するか、また既存のSAP ERPシステムへ物理的にアクセスせずにこの目的をどう達成するかを模索していました。

Pamidimukkala氏は当時の状況を次のように述べています。

「以前の親会社には、システムや組織を管理する厳格なポリシーがあり、親会社の管理者以外はSAP ERPデータが保管されているデータセンターにアクセスできませんでした。そのため、アンドラ・ペーパーの社員や第三者が現場で作業することなく、データを抽出する方法を考える必要がありました」

 

信頼の置けるパートナーと組み、安定運用を実現

アンドラ・ペーパーはSAPソリューションを運用するために、IBM Cloud上のSAPソリューション向けエンタープライズ・アプリケーション・マネージド・サービスを採用しました。

「インドでは比較的小さな都市で事業を展開しており、新しいデータセンターに地元のスタッフを採用することは、コストや手間がかかり、リスクも伴います」(Pamidimukkala氏)

Pamidimukkala氏は、クラウド・サービスを選択したメリットを明かします。

「IBM Cloudに移行することで、システム管理者が不要になりました。加えて、IT部門では5名のFTE(フルタイム当量)を追加する必要がなくなり、運用コストを抑えられました。最も重要なのは、ビジネスの付加価値となるサービスの開発に、社内のチームが集中できるようになったことです。その背景には当社の重要なSAPシステムを、キンドリルが24時間365日管理しているという安心感があります」

 

会社を成功へと導くための工夫

データの移行に成功してSAP ERPソリューションを稼働開始した後、同社はキンドリルと今回のプロジェクトに携わったパートナーの支援を得て、潜在ニーズを把握しデータドリブンな意思決定に関わるメリットを享受するために、即刻SAP S/4HANAへ移行することにしました。

「SAP S/4HANAを導入したことで、当社は月末の決算プロセスを最大10%削減し、財務パフォーマンスに対するより深い洞察が得られるようになりました」(Pamidimukkala氏)

さらに、Pamidimukkala氏は続けます。

「また、SAP S/4HANAは、財務管理プロセスにも多大なメリットをもたらすと期待しています。これまで手作業で行っていたスプレッドシートによる作業を自動化することで、投資ポートフォリオ全体を瞬時に把握し、最適化を図り収益を増加できるようにします。新しいSAP S/4HANAのガバナンス、リスク、コンプライアンス・ソリューションが稼働すれば、意思決定を強固な事業管理体制のもとで行えます」

統合されたSAPソリューションの利用を拡大する予定だと明かした上で、 Pamidimukkala 氏は次のように語ります。

「受注の約90%は、サード・パーティー製品をベースにしたWebポータルを介しています。これを『SAP Commerce Cloud』に置き換えることで、単一のベンダーによるソリューションの効率化が可能になり、お客様に合理化されたサポートを提供できます。顧客体験と満足度向上をより実現できるでしょう」

 

クラウドでさらに事業拡大

キンドリルのサービスを利用することで、アンドラ・ペーパーはSAP BASISレベルでの手作業は排除され、自社の強みを伸ばしつつ、事業拡大を追求できるようになりました。

「SAP S/4HANAを使用することで、当社はほぼ全ての業務をより迅速に把握できるようになりました。新しく製造拠点を開設したり買収したりするときが来たら、当社がビジネス・チャンスを獲得できるように、IBM Cloudがスケーラブルで費用対効果の高いインフラストラクチャー・プラットフォームを提供してくれることでしょう」(Pamidimukkala氏)

2021年10月

「プロジェクト全体を通して、キンドリルと当社のプロジェクト・チームは緊密にコミュニケーションを取っていたため、常に安心して任せられるという信頼感を感じていました」
-  アンドラ・ペーパー CIO
Sreenivas Pamidimukkala 氏
「キンドリルと協業する際のメリットは、チーム内に市況と業界に適した技術に精通した人材が揃っていることです。キンドリルは常に当社のニーズを予測し、クラウドへの移行を軌道に乗せるために率先して動いてくれたため、要望を伝えたことは一度もありませんでした」
-  アンドラ・ペーパー CIO
Sreenivas Pamidimukkala 氏
「IT業界に25年以上身を置いていますが、キンドリルとのパートナーシップほど効果的でやりがいを感じるものはほとんどありませんでした」
-  アンドラ・ペーパー CIO
Sreenivas Pamidimukkala 氏
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