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トルコIsbank社

データセンターのパフォーマンスの向上 — レジリエントな未来への架け橋を築く

トルコのIsbank社は1924年に設立された、トルコ共和国で初の公営銀行です。 イスタンブールに本店があり、25,000人の従業員を擁し、トルコ国内で1,300以上の支店と6,500台以上のATMのネットワーク、国外で23の支店を運営しています。 提供サービスとして、企業、商業、小売、プライベート向けの各バンキング・サービス、金融・現金管理サービス、住宅ローン、インターネット・モバイル向けバンキング・サービスを行っています。 また、トルコのIsbank社は、2,000万を超える顧客にサービスを提供し、720億米ドルを超える資産を管理しています。 株式は、イスタンブールとロンドンの証券取引所で取引されています。

お客様課題

トルコのIsbank社は深刻なネットワーク停止の発生を受けて、移行中にネットワーク運用を中断せずに、回復力を確保するために、サーバー、アプリ、データを新しいデータセンターに移行する必要がありました。

ソリューション

キンドリル™(以前はIBMインフラストラクチャサービス)と協力して、トルコのIsbank社は、

銀行サービスを中断することなく、サーバー、アプリケーション、運用データを9か月でTier4データセンターに移行しました。 新しいデータセンターは、顧客が確実に24時間年中無休で銀行サービスを利用できるようにし、トルコのIsbank社のクラウド・コンピューティングへの移行に向けて準備しています。

結果

6,000台のサーバー、750のアプリケーション、 4PBのデータが、9か月で新しいデータセンターに移行されました

Uptime Institute Tier 4認定 トルコで初めてこの基準を満たしたデータセンター

Infrastructure Scale-Out Awardを受賞 2017年、DCDマガジンのグローバル・カテゴリーで同賞に選出

トルコにとって不可欠な銀行

Isbank社は、トルコで最初に当座預金を開設しました。 初めてのATMも設置しました。 初めて携帯電話用バンキング・アプリケーションを提供したのもこの銀行です。 95年前にトルコ初の公営銀行として設立されて以来、トルコのIsbank社は、金融サービスに変革をもたらす組織という評判を築いてきました。 今日、この「トルコを代表する銀行」は同国の経済に密接に結び付いており、2,000万人の顧客が日常的な銀行取引のニーズを同銀行に頼っています。

トルコのIsbank社は、トルコ経済と共にその規模を拡大し、成長の痛みも経験することになりました。 2013年には、システム全体にわたるコンピューター・ネットワークの障害により、バンキング・サービスを16時間にわたって停止せざるを得ない状況に陥りました。 障害の原因を特定して修正した後、同銀行のIT部門は、より俊敏なITインフラストラクチャーの導入が最優先事項であることに気付きました。

同銀行の経営陣が設定した意欲的な成長目標を達成するには、競争の激化に対応し、より厳しく規制されたビジネス環境で取引を行い、新しいアプリケーションやテクノロジーを取り込むことが可能な、より高度なレジリエンシーを備えたデータセンターの構築が不可欠でした。

新しいデータセンターは、よりシームレスなカスタマー・エクスペリエンスをサポートすることに加えて、停電、サイバー攻撃、人災、自然災害などの予測不能な出来事に際して事業継続をサポートする必要がありました。

「当行には、最短のダウンタイムでデータ損失なしに、データセンターに移行させる能力を備えたパートナーが必要でした」と、トルコ Isbank社の最高技術責任者であるSabri Gökmenler氏は述べています。 「[Kyndryl]は、この能力を備えた数少ないベンダーの1つでした。 最大の決め手は、[Kyndryl]には将来のテクノロジーに向けたレジリエンシー強化の経験があったことです。」

ITインフラストラクチャーの強化

包括的なデータセンター移行イニシアチブである「Project Atlas」に着手する前に、トルコのIsbank社は3つの主要な目的を設定しました。

  • 事業継続へのリスクを最小限に抑えるために、レジリエントなITインフラストラクチャーとデータセンターを構築する
  • ITアーキテクチャーを変革して、サービスを市場に投入するまでの時間を短縮し、複雑さを軽減する
  • 信頼できる単一の情報源を実現するためにデータ基盤を確立する

同銀行のIT管理部門がこのように複雑でビジネス上重要なプロジェクトをオーケストレーションするのを支援するために、Kyndryl ビジネス・レジリエンシー・サービスは、15カ国からの100人を超えるエキスパートによって構成されたチームを結成しました。 同銀行の事業部は、Kyndryl の手法に従って、受け身の顧客としてではなく、能動的なステークホルダーとしてこのプロセスに関与しました。 IT管理部門とKyndrylチームは、重要なポイントを特定し、事前に予防措置を取ることによって、移行のリスクを最小限に抑えました。

トルコのIsbank社は計画段階で、自社のIT環境をあらゆる角度から視覚的な画像で確認できるKyndrylのAnalytics for Logical Dependency Mapping(ALDM)サービスを利用しました。 ALDMサービスは、ディスカバリーを自動化し、マルチレベルのサーバー依存関係を識別し、プラットフォームの異常を検出して、インフラストラクチャーに対する全体的な理解を高めます。

高レベルの移行計画が完了した後には、プロセスの各ステップが、全体の移行指令センターによって管理されました。 2~3週間ごとに、別の移行グループがProject Atlasでの担当フェーズを実行しました。 これらのチームは、ビジネス活動に影響を与えないようにするために夕方と週末に作業を実施しました。 移行全体は、新しいデータセンターの建設と並行して、

銀行サービスを大幅に中断することなく、9か月間で予定通り完了しました。

[旧IBMインフラストラクチャー・サービスのKyndryl]との揺るぎない、優れたパートナーシップにより、私たちは新しいTier 4データセンターで最大の稼働時間を実現し、それを維持することができました。」
Sabri Gökmenler氏
トルコIsbank社 最高技術責任者
 

受賞歴のある成果

Project Atlasの完了により、トルコのIsbank社は6,000台を超えるサーバー、750のアプリケーション、4 PBのデータを、イスタンブールから約65キロ離れた都市ゲブゼにある新しいデータセンターに移しました。 移行を成功させ、かつスケジュールどおりに遂行するために、スタッフは80万時間にわたる移行作業に携わりました。

エンタープライズ・クラスのデータセンターとして、38,500平方メートルの施設は

冗長サーバーとデュアルパワーサーバー、ストレージ、ネットワークリンク、冷却装置を備え、トルコ初のTier4データセンターでした。 さらに、2017年12月には、この新しいデータセンターは、DCD Magazineによる世界的なInfrastructure Scale-Out Awardの受賞という栄誉を勝ち取りました。

綿密に計画され、実行されたこの移行では、ダウンタイムは最低限に抑えられ、データの損失も発生しませんでした。 移行の結果、システムのエンドツーエンドの可用性は99.93%から99.97%に向上しました。これは、新しいデータセンターの設計と施工の堅牢性をさらに示しています。

現在、この新しいデータセンターは、セキュリティー、レジリエンシー、信頼性を強化するように設計されたインフラストラクチャーで銀行業務をサポートしていますが、同銀行の次の主要なITイニシアチブとなる「クラウド・コンピューティング・ジャーニー」を加速するプラットフォームを提供する予定です。

「[キンドリル]との長く続く優れたパートナーシップが、

新しいデータセンターで最大の稼働時間を実現し確保するのを支えとなりました。」とGökmenler氏は述べています。 「今後20年間、トルコのIsbankを支援することが期待されています。これは、完全にデジタル化された

未来に備えるための非常に重要な変革でした。」